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ジーコ・マラドーナ・プラティニ世代ですが、ドリームチームでバルサにはまりました。サッカーなら何でも好きですが、日常はキンチョウ・長居で今年も8番でセレッソです。

2016年8月25日木曜日

2年目の乾は開幕スタメンを勝ち取るも、チームは逆転負け


リーガ・エスパニョーラ2016/2017 第1節 デポルティーボ・ラ・コルーニャ対エイバル
リーガ・エスパニョーラ2016/17シーズン開幕節。エイバルは敵地リアソールでデポルティーボ・ラ・コルーニャと対戦。乾が開幕スタメンを飾りCKからエイバルが先制するも、後半の2失点で逆転負け。エイバルのプリメーラ3シーズン目は黒星スタートとなった。

スターティングメンバー
昨シーズン躍進の立役者ケコ、ボルハ・バストンや、昨シーズン開幕時のエースサウール・ベルホンらはチームを去ったものの、ペドロ・レオン、ベベらリーガ・エスパニョーラでの実績が十分ある実力者が加入したエイバル。現地紙の予想では乾は獲得したペドロ・レオン、ベベの実績あるサイドアタッカーに先発を譲る報道がでていたが、フタを開けてみると昨シーズンの積み上げが認められた乾は開幕スタメン。左サイドに乾が入り、ラージョ・バジェカーノから加入したベベが右サイド、ヘタフェから加入のペドロ・レオンはベンチスタートとなった。
またボルハ・バストンが去ったCFに入ったのはミドルスブラから加入のキケ・ガルシア。昨シーズンもプレーしたセルジ・エンリクはベンチスタート。システムはダニ・ガルシアとリベラがドブレピボーテを組みトップ下にアドリアン・ゴンザレスが入る4-2-3-1と中央でリベラとアドリアン・ゴンザレスが並びその後ろにダニ・ガルシアが入る4-1-4-1を併用する去年も使っていた形となっている。
一方ホームのデポルティーボ・ラ・コルーニャは昨シーズンブレイクしたルカス・ペレスがワントップに入り右サイドにはアストン・ビラから期限付き加入のカルレス・ヒル、左サイドにはドニプロから加入のブルーノ・ガマという逆足の選手を配置。トップ下にはファジルがはいった4-2-3-1でスタートとなった。

試合は立ち上がりから昨シーズンのエイバルのお株を奪うような高い位置からの守備と縦に速い攻撃を見せるデポルティーボが主導権を握り、前半3分には右サイドを突破したファンフランとラミスが接触しボックス内で倒されたが判定はノーファール。その直後にはブルーノ・ガマがカパと入れ替わり抜け出す場面を作るが、エイバルの守護神リエスゴがセーブした。

その後もデポルティーボはルカス・ペレスを中心にエイバルゴールに迫る場面を作っていくが徐々に単調になっていき、またエイバルも攻守の切り替えの速さを見せなんとか対応。しかしエイバルも攻撃では新加入の2人、キケ・ガルシアが基点になりきれず、ベベのパワフルなプレーも単発で攻め切れない場面が続く。

ベベも昨シーズンは左SHでプレーしていたという事で、エイバルは前半途中から乾とベベのポジションを入れ替える場面が頻繁に見られるようになり、後半は右に乾、左にベベという関係でスタート。そして後半9分、右サイドから中央に入った乾のスルーパスからベベがパワフルなシュートでCKを獲得すると、そのCKからラミスが合わせてゴール。後半10分にエイバルが先制する。
過去2シーズンの開幕戦は全て勝利しているプリメーラ3シーズン目のエイバルは、これで試合を優位に運べるかと思われましたが、デポルティーボは失点直後にコルドパから加入のCFアンドネを投入。前線のパワーを強めると後半22分にギリェルミに代えてルイジーニョを投入。そして直後にセットプレーからモスケラが決めデポルティーボが同点に追いつくとシステムを3-1-4-2に変更。ミスマッチを作り逆転ゴールを狙う。

後半28分にエイバルは乾を下げルベン・ペーニャ、後半33分にはセルジ・エンリクを投入し2トップにするなど事態の打開を図るが、後半41分にサイドを大きく振られたクロスからルカス・ペレスをジュンカが押したとしてデポルティーボにPKの判定。これをルカス・ペレスが落ち着いて決めデポルティーボが逆転する。
試合はそのまま終了し、デポルティーボが逆転勝ち。エイバルはプリメーラ3年目にして初の開幕黒星を喫した。

エイバルは昨シーズンまでのボルハ・バストンという相手DFを背負って確実に前線でキープしてくれる選手がいなくなり、この試合で先発したキケ・ガルシアはどちらかと言えば幅広く動いてプレーする選手のためサイドの突破が昨シーズン以上に重要になってきそうなスタイルになっていたが、デポルティーボはそのサイドを確実にケア。そして終盤には3バックに代えそのサイドで主導権を握る事で逆転まで持っていくというガリタノ監督の策がきっちりハマった勝利となった。

開幕スタメン後半28分までプレーした乾は、落ち着いたプレーで攻撃を牽引。
加入直後のベベがまだその特徴をチームに加えきれていない中、2年目の貫禄を感じさせるプレーを攻守に見せ、昨シーズンは課題も多かった守備面では特に大きな改善を感じさせるものだった。





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